10月7日聖地・鈴鹿でセナへの想いと映画の魅力を語る佐藤琢磨選手、生誕50年を記念して製作された、アイルトン・セナ初のオフィシャル・ドキュメンタリー映画 『 アイルトン・セナ ~音速の彼方へ 』(東宝東和配給 10月8日公開)のジャパン・プレミア試写会が、F1日本グランプリの本選を翌日に控えた、聖地・鈴鹿サーキットにて開催されました。

鈴鹿は、アイルトン・セナが生涯獲得した3度のワールドチャンピオン全ての決定の地であり、数々の記憶に残る名勝負を繰り広げた、セナを語る上では欠かせない伝説のサーキット。セナの熱い想いが描かれている本作としては、最もふさわしい場所での開催であり、鈴鹿サーキット初となる映画のジャパン・プレミア試写会。

当日に鈴鹿サーキットに入場した先着10,000名の中から、抽選で500名が参加できる高倍率のプレミアイベントということで、サーキット内では抽選券を求めるファンが朝から殺到。開場時間が近付くと、「世界最速」よりも一足先に映画本編をいよいよ鑑賞できるとあって、GPスクエア内に設けられた特別会場周辺は当選者の熱気で溢れかえっていた。

また、本編上映前に行われた舞台挨拶では、F1で大活躍し今シーズンはインディーカー・シリーズに参戦している佐藤琢磨選手が、特別ゲストとして登壇。聖地・鈴鹿でセナへの想いと映画の魅力を語った。

佐藤琢磨選手「絶対的な走りへのこだわりと圧倒的なスピード、彼にはそれがあった。今のエンジニアは、マシンのすべてを把握していてマシンのパフォーマンスを常に100%に近づけるけど、昔は、ドライバーの腕次第でマシンのパフォーマンスは違った。当時、セナだけが100%近くのパフォーマンスを引き出せていたと思う。人間としても魅力的で、“少しでもチャンスがあったら、リスクがあっても向かっていく”という姿勢を尊敬しているし、飾らない人間性やナイーブな面も魅力的だった。直接会ったことはないけど、自分の人生を変えた人だから本当に会ってみたかった」

佐藤琢磨選手「僕は当時10歳で初めてのサーキット、初めてのF1観戦をした。場所は最終コーナーだった。キャメルカラーのロータス・ホンダに乗ったセナを応援していたんだけど、当時はセナのチームメイトの中嶋悟さんなど注目のドライバーがたくさんいた。でも、最終コーナーに入るごとに順位を上げてくるセナの圧倒的な走りを目の当たりにしてセナしか目に入らなかった。あの時、重低音のターボエンジン音、金属音を耳ではなく全身で感じた。あの2時間で僕はすっかりセナの虜になったし、あの日の彼の走りが、いまでもずっと焼き付いている。これまでもセナのプライベートな映像は多くあったと思うけど、この映画には見たこともない映像がたくさんあるので、みなさん楽しみにしていてください!」

そして本編上映が始まると、聖地・鈴鹿サーキットの夜空に甦ったセナの雄姿に、様々な思い出を重ね合わせたのか、涙を流す観客も多く見受けられ、会場は大きな興奮と感動に包まれた。


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原題=Senna / BEYOND THE SPEED OF SOUND
日本公開=2010年10月8日
配給=東宝東和
公式サイト=
http://senna-movie.jp/
c2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. Photographer:Angelo Orsi


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