映画『トロール・ハンター』は、TOHOシネマズ日劇〈レイトショー〉他全国ロードショー伝説の生物「トロール」の衝撃的な記録映像がノルウェーから届き、TOHOシネマズ日劇にて上映(レイトショー)されることが、発表されました。トロールと言えば、北欧の愛すべきキャラクター“ムーミン”のモデルであり、映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、『ハリー・ポッター』シリーズ、『となりのトトロ』などの大ヒット作など、今まで未確認であるにも関わらず、その存在は認知されていた。しかし伝説だけに、実体は謎のまま。

一体、この「トロール」とは何なのか?

北欧の国々(ノルウェイ、デンマーク、スウェーデン)で伝承されている妖精(小人)の一種。言い伝えは地域ごとで異なるが、山トロールと森トロールの2種類が存在している事や、知能レベルが極めて低く、人間を含めなんでも食べてしまう事など共通点も多く見られる。ノルウェー人の中では、このトロールを信じている人も多く、日常生活でふっと物が無くなった際には「トロールのいたずら」と言われる程である。また、ほとんどのお土産屋ではトロール人形が販売されているなど人気も高い。同じく未確認生物と言われているイエティ(雪男)の捜索を、ロシア政府が本格的に開始したという報道があった最中、この伝説の生物、トロールの存在を記録した本作は世界中に大きな衝撃をもたらし、歴史を変える事となるかもしれない。

本作はノルウェイ・ボルダ大学の学生3名が、地元で問題になっていた熊の密猟事件をドキュメンタリー映像として押さえようとした事がきっかけで、偶然にも撮影に成功した記録映像とのこと。

学生が熊の密猟者を追う中で出会った男、ハンス。夜な夜な森の中に姿を消す彼を尾行すると、そこにはおとぎ話の中でしか出てこなかったトロールそのものがいた。人里に現れそうなトロールを狩り、その存在を隠ぺいする為にノルウェイ政府から雇われていたハンスは、学生の熱意に負け、トロールに関する全ての事を洗いざらいを証言するのだった。トロール・ハンター、ハンスと共に行動する事によって押さえられた衝撃的なトロールの生態、そして政府の陰謀とは……。

2011年度サンダンス映画祭をはじめ、世界中の映画祭で話題を巻き起こし、日本を初め各国の映画バイヤーが目の色を変えて奪い合ったこの記録映像が遂に日本でも、公開されるようだ。あわせて「日本トロール保安機関」の設立も行うという。

映画『トロール・ハンター』は、TOHOシネマズ日劇〈レイトショー〉他全国ロードショー

原題=TROLL HUNTER
日本公開=2012年3月24日
配給=ツイン
公式サイト=http://troll-hunter.jp/
日本トロール保安機関:http://www.facebook.com/troll.japan
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