クォン・サンウ、映画『痛み』ジャパンプレミアにて。撮影:南11月18日、韓流スターのクォン・サンウが、映画出演10作目となる映画『痛み』のジャパンプレミアの開催に合わせて来日し、舞台あいさつを行った。現在、新作を北京で撮影中であり、東京と大阪のプレミアに出席し、再び北京に戻るハードなスケジュールの中で駆け付けた。映画PRのための来日は、5年ぶり。

足首の負傷が伝えられ、この日も壇上のトークは着座予定だったのだが、座らず。ファンに元気な姿を見せたいと気丈に振る舞ったサンウ。

そんなサンウはファンに対し、「(この作品では)あまりかっこよくない僕の姿を見ることになると思いますが、それが挑戦でした」と語りかける一幕も。劇中のサンウは、髪が五分刈り、やぼったい格好で、始終傷だらけの姿というもの。そんな同作出演の決め手について、「痛みを感じられない男を表現する、というのはどういうものか?ということからはじまり、相手役の女性としっくりこない男女の関係を示すタイトルが『痛み』だというところに興味を持ちました。そして彼が、異なる痛みを知るという物語の展開に惹かれたのです」と述べた。

同作は、カン・プルの原案を基に映像化したラブストーリー。幼少期に交通事故で家族を失って以来、痛みを感じなくなってしまった主人公ナムスン。彼が借金の取り立て・殴られ屋という職業を糧に生きるなかで、借金苦の女性ドンヒョンと出会い、ふたりの人生に変化が訪れる様を描く。

メガホンを執ったのは、映画『友へ チング』『タイフーン』など男くさい作風という印象が強いクァク・キョンテク監督。「本国でも、クァク監督が(初の)ラブストーリーを手がけることは、話題になりました。作品の中には男女の感情が半々で描かれています。僕がこれまで家族の作品を撮ったなかでも、『痛み』は特別な作品のひとつだと言えます。楽しんでご覧ください」と同作をアピールした。

上映前の舞台あいさつということで、物語の内容には深く踏み込まずに、後半は公式サイトで募ったという、ファンからの質問タイムに。

・(女性の身体で目がいくのは?)ヒップライン(※腰からお尻にかけてのラインだと、動作つきで回答)。

・(ゆで卵の食べ方は?)黄身と白身を一緒に食べるのが好み。

・(働く女性が42歳で独身だと問題?)まったく問題ありません。結婚できないのではなく、しないのですから。韓国でもオールドミスという言葉は死語になっています。45歳ぐらいまでは大丈夫なのでは?

・(新作で57歳のジャッキー・チェンさんと共演された感想は?)年齢は一切感じられません。ユーモアもありますし、素晴らしいの一言に尽きます。

・(「シンデレラマン」で共演した少女時代のユナさんと交流は?)僕は撮影で、彼女が公演でフランスを訪れた時期が一緒だったので、連絡を取って一緒に食事をしましたよ。


女性ファンの黄色い歓声が多い中、フォトセッションの際には、男性の「サンウssiー」の掛け声も。司会者が野太い声もきましたねと拾うと、サンウは照れ笑いを浮かべていた。
現在サンウは、ジャッキー・チェンと共演の新作を撮影中のため、北京から東京入り。翌19日は、大阪で同作の舞台あいさつを行い、北京に戻るというタイトな日程だが、ファンに一目会いたいと駆け付けた。

原題=
日本公開=2012年2月11日
配給=エスピーオー
公式サイト=http://www.itami-movie.com/
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