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スタジオジブリ最新作の映画『借りぐらしのアリエッティ』(7月17日より全国公開中)は、もうご覧になりましたか?

特に映画を観た後でオススメしたいのが、東京都現代美術館で開催中の『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』。マスコミ向けのお披露目があったので、お邪魔してきました。身長約10センチのヒロイン・アリエッティの視点を体感できて、物語の世界に迷い込んだ気分にさせてくれます。


映画美術監督・種田陽平は、映画『スワロウテイル』『キル・ビル Vol.1』『ザ・マジックアワー』など、世界で活躍し記憶に残る映画美術を創り上げたきた人物。映画の品格を決めると言われる映画美術の魅力を生で見て触れられる貴重な機会です。

『借りぐらしのアリエッティ』の巨大セットがあるのは、3階。エレベーターを降りると、そこにはアリエッティの家につながる換気口が。ヒロイン気分でそこを通り、試しに振り返ると「ん!小人の視点」とすんなり世界観にハマりました。劇中で初めての借りに出かけたアリエッティは台所で「なんて大きいの!」と驚きますが、まさしくその感覚。「まるで小人になったみたい!」と、小人の視点を体感できる仕掛けも多々ありました。

映画のセットをつくっている方々による、職人芸がそこかしこに。滴やレンガに見えるのに、手触りは異素材(ぜひご自身で確認を)。写真撮影用の場所も用意され、その背景の葉が巧妙に計算されたサイズ(と分かるのは、のちに模型の指示書きで)。と、すべてがリンクしているので、何に気付くか。その楽しみ方は、あなた次第。

美術監督ならでのこだわりは、1階の展示で。まず、アリエッティたちの生活空間をいかにして立体化していったか、その過程が明かされます。平面図、立体図、イメージ図といったものがズラリ。それまで見てきた小人の世界はこうしてつくられたのか、と感動が増すことうけあい。

『借りぐらしのアリエッティ』公開記念で発行されているミニ本を収集している人も多いのでは?!。この展覧会で入手可能なのは、こちら。
・入場者全員プレゼント=借りぐらしのアリエッティ2 吉田昇美術ボード集
・図録購入プレゼント=借りぐらしのアリエッティ3 デザイン集


他にも、種田氏とクエンティン・タランティーノ監督と『キル・ビル Vol.1』の青葉屋セットでの談話や、これから劇場公開する映画『悪人』の裏話なども。映画制作の裏側に興味のある方にも楽しめる内容になっていると思います。


『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』
会場 = 東京都現代美術館 企画展示室(東京都江東区三好4-1-1)
会期 = 2010年7月17日(土)~2010年10月3日(日)
公式HP = http://www.ntv.co.jp/karigurashi/
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