4月4日、映画『グスコーブドリの伝記』完成報告会見が明治記念館にて行われ、声の出演者である小栗旬、忽那汐里、柄本明、そして杉井ギサブロー監督が揃い、作品の見どころやアフレコ裏話を語った。写真撮影は緑鮮やかな庭園で行い、しだれ桜をバックに実施。
また、主題歌は小田和正の「生まれ来る子供たちのために」に決定したことも発表された。
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また、主題歌は小田和正の「生まれ来る子供たちのために」に決定したことも発表された。
宮沢賢治原作の映画『銀河鉄道の夜』のスタッフが5年の歳月をかけて贈る、アニメーション映画『グスコーブドリの伝記』は、愛と勇気のファンタジー。杉井監督は「原作は昭和初期の作品ですが、今の時代でも読み取れることは多いです。世界中の人に見ていただきたい良いテーマ。丁寧に仕上げたいので、ちょっと手直しをします」と最後まで粘る決意を明かした。
主人公ブドリ役の小栗旬は「『銀河鉄道の夜』を小さい頃観まして、ジョバンニなどのキャラクターがすごく印象に残りました。オファーを受けてうれしい反面、不安もありました。最初、監督のことを怖い人だと思っていました(笑)。アフレコ現場で会ったら物腰がやわらかくてやさしい方でした。ブドリは幼いころから大人まで演じたのですが、具体的な演技指導はなく監督からは『いろいろやってみましょう』と言われ、やりながら『今の感じ、いいですね』というふうに進んでいきました」。
ブドリの最愛の妹ネリ役の忽那汐里は「正直なにかもが初めてで、とても緊張しました。地声が低いので、監督に『もっと幼く』と言われて大変でした。画面を見ながら演技をするというのはとても新鮮でした」。そして、鍵を握る役どころ、イーハトーヴの高名な学者クーボー博士役の柄本明は「声優の仕事はあまりしたことがないんですよね。監督に導かれながら演じました」と謙虚に述べた。
日本公開=2012年7月7日
配給=ワーナー・ブラザース映画
公式サイト=http://www.budori-movie.com/
c2012「グスコーブドリの伝記」製作委員会/ますむら・ひろし
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