岡田将生、小栗旬に「すごく面白かった」とメール!/映画『宇宙兄弟』完成披露試写会舞台あいさつ小山宙哉の人気コミックを実写化し、大ヒット中の映画『宇宙兄弟』。その完成披露試写会では、小栗旬、岡田将生、堤真一、濱田岳、新井浩文、井上芳雄、塩見三省、森義隆監督による舞台挨拶が行われた。難波六太&日々人兄弟役に扮した小栗と岡田だが、完成作を先に観た岡田は小栗に「すごく面白かった」とメールするほどの会心作とあって、ご一行は終始満面の笑みをみせた。

同作について森監督は「難波兄弟が一緒のシーンは割と少なくて、二人の間を描くための物語になっている」と述べ、「他のキャストの方々が小栗くん(ムッタ)をどんどん前に進めてもらって、月の向こうに岡田くん(ヒビト)が!という構造。周りの方々がしっかり存在してくれることで、二人の間を埋め、伝わるものになったと思います」と演技派俳優陣の見事なアンサンブルを称えた。

300utyu097兄を演じた小栗が「今日も舞台挨拶前に岡田くんとずっと取材を受けていたんですけど、ちょうど映画を撮っていた時が一番良い距離感だったのかもしれないと話していました。最近も結構飲みに行ったりするんですが、ちょっと仲良くなりすぎちゃって、ムッタとヒビトは互いにうまく思いを伝えられず、男兄弟ならではのベタベタしない感じの一番良い時にやれた」と振り返り、さらに「僕はもともと末っ子なので、弟がいるというのをこういう形でできて嬉しかったですけどね」と心情を吐露。すると弟役の岡田が「子どもの頃からお兄ちゃんが欲しいなと思っていたので、やっといいお兄ちゃんができたなと。何でも相談できて、隠し事はほとんどないぐらい話をさせてもらって、すごく嬉しいです」と微笑む。

「男心をくすぐる」(濱田)、「(若手の演技について)本当にみんな…お上手!」(堤)、「壮大な物語に感動」(井上)、「(兄弟の状況)コントラストがすごい」(塩見)など作品の世界観や魅力を述べる一方で、新井からは「(演じた)溝口役の設定が“人を信じない”だと知らずに演じていた」と裏話も飛び出し、『宇宙兄弟』特製Tシャツを着た観客約1,000人の期待は最高潮に達した様子だった。

日本公開=2012年5月5日
配給=東宝
公式サイト=http://www.spacebrothers-movie.com/
c2012「宇宙兄弟」製作委員会

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