これまでにも、ドラマと映画化された佐藤秀峰の漫画を基に、本作“ブレ猿”では原作内で最大の海難事故であるジャンボジェット機の海上着水に臨む海猿たちの姿を描く。2004年以来、着実にファンを増やした同シリーズだけあって、この日も熱狂的なファンが結集。待ちわびた最新作の完成を祝し、オレンジ色の海女猿はっぴと金色のポンポンを自前で準備し、盛大な声援を送った。それらの思いに心を打たれた伊藤が、壇上では涙をこらえて一呼吸置く場面も。また、その伊藤につられて、加藤がもらい泣きし、頬を伝う涙を幾度もぬぐっていた。壇上のご一行はファンへの感謝を述べることも忘れなかった。
仙崎大輔役の伊藤は「仙崎が特殊救難隊(特救隊)という海難救助の最後の砦といわれる制服に袖を通せられたのは、ファンの皆さまのおかげだと思っています。これだけ愛される作品に自分が巡り合えて演じきれた」のだと感慨深げ。
ブレ猿では、仙崎と佐藤が演じる吉岡哲也とのバディも復活。佐藤が「過酷ですけど、久しぶりに伊藤さん演じる仙崎と思い切り海の中に突っ込んでいけてすごい充実感がいっぱい」と語る。すると伊藤が「今回はものすごく吉岡が活躍するんですけれども。その辺はこの場では全面的にカットしたい」とおどけると、すかさず佐藤が「せっかく素晴らしいお話だったのに!」と突っ込むなど、バディならではの生・掛け合いを披露し盛り上げた。
そんな海猿俳優たちが、劇中での肉体美について言及。服部拓也役の三浦は、正式な出演オファー前に、伊藤から「『海猿』次もあるから体を鍛えておけ」と告げられたと明かす。村松機長役の平山は役柄上必要ではないのに、自主的に筋トレに参加。下川嵓役の時任も過去には筋トレに参加した理由を語るなど、作品にまつわる思い出話はなかなか尽きず。『海猿』の熱い物語は、作り手の熱き思いがあってこそ成しえたのだと証明していた。
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海猿シリーズ復活!映画『BRAVE HEARTS 海猿』はジャンボジェット機の海上着水事故を描く
日本公開=2012年7月13日
配給=東宝
公式サイト=http://www.umizaru.jp/
c2012 F/R/P/T/S/A/FNS
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