猟奇的な役が多かった小池栄子『ペンギン夫婦の作りかた』食べるラー油の食べ放題にご満悦東京から約2,000km離れた石垣島を舞台にした映画『ペンギン夫婦の作りかた』の完成披露試写会がユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、主演の小池栄子と、共演の深水元基、主題歌を担当する宮良牧子、そして平林克理監督が登壇。この日は、流行語にもなった大ヒット商品「食べるラー油」の原点である“辺銀食堂の石垣島ラー油”を生み出した、本作のモデルである辺銀(ぺんぎん)暁峰、辺銀愛理のご夫妻も駆け付けた。

自由に楽しく生きる南の島のペンギン夫婦を取り巻く優しい気持ちの数々を描く本作。ハジメ役のワン・チュアンイーの来日は叶わず、「ドラマの撮影スケジュールが急に変更となり本日の完成披露試写会に参加できず、とても残念です」との手紙が読み上げられた。

ヒロイン歩美役の小池は「私にとってすごく思い入れのある作品です。これまで猟奇的な役が多かったので(笑)、すごくチャーミングな歩美という役を演じられて嬉しかったです。撮影時間が短く、(夫役の)チュアンイーとは中々言葉も通じ合わない中、お互いを想いあって作りあげました。とても強く深い絆で結ばれた夫婦の愛が詰まった物語です」と挨拶。

帰化申請を調査する東京から来た役人を演じた深水は、「石垣島での撮影を機に辺銀食堂へ行ってマーボー豆腐にたっぷりかけていただきました」とニッコリ。すると小池が「食堂ではテーブルに置いてあるから食べ放題でしたもんね!」と相槌を打つ。そして「本当にお腹がすく映画です! 人と人との繋がりについて深く描かれていて観終わると大切な人に会いたくなる映画だと思うので、ぜひみなさん楽しんでください」と締めくくった。

『ペンギン夫婦の作りかた』映画予告編


日本公開=2012年10月20日
配給=プレシディオ
公式サイト=http://www.penguinfufu.jp/
©2012ペンギン夫婦の作りかた製作委員会 


ペンギン夫婦がつくった石垣島ラー油のはなしペンギン夫婦がつくった石垣島ラー油のはなし
著者:辺銀 愛理
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([ひ]3-1)ペンギン夫婦の作りかた (ポプラ文庫 日本文学)
著者:百瀬しのぶ
ポプラ社(2012-10-05)
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