映画『シリアスマン』を監督したコーエン兄弟(C)2009 Focus Features LLC. All Rights Reserved.あのラリー・キングが「コーエン兄弟の最高傑作!」と思わずツイートしてしまったという映画『シリアスマン』。同作はユダヤ人の大学教授ラリー・ゴプニック=“世界一不幸な男”の2週間をたどる物語。

監督したのは、ジョエル・コーエンとイーサン・コーエンの兄弟で、「コーエン兄弟」と記され、本年度のアカデミー賞でも最新作の『トゥルー・グリット』が10部門でノミネートされたばかり。

彼らは、1984年の犯罪映画『ブラッド・シンプル』で鮮烈デビューを飾り、その後は無尽蔵にあふれ出る奇想と魔法のごとき演出力で、一作ごとに世界中を魅了してきた。そして、2007年の『ノーカントリー』でアカデミー賞の作品賞、監督賞、脚色賞に輝き、名実共にアメリカ映画界の頂点に立った。そんな彼らが出自のユダヤコミュニティーを舞台にした作品を語った。 【映画『シリアスマン』コーエン兄弟インタビュー】の続きを読む