映画『少年は残酷な弓を射る』で、問題児の長男ケヴィン役を演じた、エズラ・ミラーが初来日し、俳優としての今後の展望や独自の思想を明かした。
同作は作家のキャリアを捨てた母親エヴァ(ティルダ・スウィントン)と、そんな母親に対し憎悪を抱く息子ケヴィン(エズラ)との関係を描くもの。
演技派のティルダに対峙できる息子役に抜擢されただけあり、エズラはケヴィンの心情をきちんと分析している。「キャラクターに共感しないといけない苦労はありました。役を信じていないと演じられなかったですね。なぜケヴィンはあんなことをしたのかを理解しなければならなかったんです。ケヴィンは愛情を与えられずに育ち、その復讐心をぶちまけるのが母親なんです。自分の存在が認められないからあんな自分のモラルすら正しいと思って行動しています。何を正しいと思ってやっているか探りつつ自分の悪を母親に露呈します」
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エズラ・ミラー「なぜか母親に原因があると言いがち」『少年は残酷な弓を射る』来日インタビュー【前編】
映画『少年は残酷な弓を射る』で、ティルダ・スウィントン演じる母親とジョン・C・ライリーが演じる父親の長男ケヴィン役を演じた、エズラ・ミラーが初来日し、インタビューに応じた。
同作は英国女性文学賞の最高峰であるオレンジ賞を受賞したライオネル・ シュライバーの同名小説を『モーヴァン』のリン・ラムジー監督が映像化。作家のキャリアを捨てた母親エヴァと、そんな母親に対し憎悪を抱く息子ケヴィンとの関係を描く。
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