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染谷将太&伊藤英明『WOOD JOB!』のさわやかさを強調
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貴志祐介著のベストセラー小説を基に、伊藤英明主演で映画化した『悪の教典』とBeeTVドラマ「悪の教典―序章―」が完成。TOHOシネマズ六本木ヒルズでは、ダブル舞台あいさつが行われた。出席したのは伊藤を含め総勢10名。映画版からは、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、浅香航大、水野絵梨奈、KENTA。ドラマ版からは高岡早紀。そして原作者の貴志祐介も駆け付けた。
原作者の貴志が「これまでの邦画の常識を覆すものだと思います」と太鼓判を押す出来栄えの本作。主人公のサイコパス(反社会性人格障害)教師“ハスミン”こと蓮実聖司を演じた伊藤英明は、劇中の大殺戮シーンで用いた散弾銃風のキャノン砲を手にし、満面の笑みで祝砲を撃つ場面も。しかしながら、このキャノン砲を持つ姿が最も様になっていたのは、伊藤が「エメルギーの塊」と敬意を表する本作の三池崇史監督であった。
日本人の気質として、実在の事件を題材にすることは生々しくなるため避ける傾向にあるなかで、園子温監督は映画『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』『恋の罪』と3作続けてハードな題材を世に送り出した。そのあとだけに、本作『ヒミズ』はマイルドになっているかな?と思ったりしたのだが、いやいや園節を貫いていた。
青春映画『ハザード』(2006年)がツボにはまり、同作インタビューで人柄に魅了されて以来、園監督の作品だと知れば、欠かさず鑑賞している。筆者自身は、映画『ヒミズ』の原作である「ヤングマガジン」連載の「ヒミズ」は未読。ただし参考のために既読者から内容を聞いたが、その違いは“ほぉ”という程度のものだった。それはさておき。川のほとりにある貸しボート屋、どこかで見たぞ!と――茨城県常総市の小貝川河川敷なのでした。
世界三大映画祭のひとつである、第68回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品された映画『ヒミズ』で主人公・住田祐一を演じた染谷将太と、ヒロイン・茶沢景子を演じた二階堂ふみが、最優秀新人俳優賞にあたる「マルチェロ・マストロヤンニ賞」を受賞した。
日本人初となる快挙となったため、9月11日、緊急記者会見を実施。受賞した染谷将太と二階堂ふみが喜びを語った。
【染谷将太&二階堂ふみ、受賞会見で「実感ない」/第68回ヴェネチア映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞】の続きを読む9月6日(現地時間)、第68回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門での日本からは唯一の出品になる、園子温監督の最新作『ヒミズ』の記者会見が行われ、園子温監督と主演の染谷将太、ヒロイン二階堂ふみが登壇した。
2009年『愛のむきだし』ベルリン国際映画祭出品、2010年『冷たい熱帯魚』ベネチア国際映画祭出品、2011年『恋の罪』カンヌ国際映画祭出品と、世界の映画祭から高い評価を受け続けている園子温監督は、初めて世界3大映画祭のコンペ部門への出品となる本作について、東北地方太平洋沖地震後シナリオ変更に至った心情を語るとともに、作品に対する熱い想いを世界中から集まった報道陣で埋め尽くされた会場で語った。
そして、今回、実際に被災地で撮影を行っていたことも明らかになり、質問が集中。監督が「多くの人に撮影を止められ、自分の中で葛藤はありながらもここで現地に入らなかったら一生後悔すると思い、被災地での撮影に挑んだ」語ると、染谷と二階堂には、震災後の若者の心境を問われ、自分たちなりの言葉で心境を語る場面も。その後のフォトコールでは大勢のカメラマンが押し寄せ、熱狂するカメラマンのかけ声に、3人とも照れながら応じていた。
【園子温監督、染谷、二階堂に質問集中/映画『ヒミズ』in第68回ヴェネチア映画祭】の続きを読む