『もうひとりの息子』あらすじ
兵役用健康検査の結果、両親の実子でないことを知ったイスラエル人の青年。出生の際の手違いが明らかになり、やがてイスラエルとパレスチナふたつの家庭のアイデンティティと信念とが大きく揺さぶられる事態に発展する。 【『もうひとりの息子』は「互いに手を差し伸べることを描いた希望の映画」】の続きを読む
10月28日、第25回東京国際映画祭が閉幕。「今こそ、映画の力(ちから)」をテーマにした本年の祭典、そのクロージングセレモニーが華やかに催され、受賞結果も発表された。
――画像は、東京サクラグランプリ受賞作『もうひとりの息子』。The Other Son [ Le fils de l'Autre ]©Rapsodie Production - Cité Films――
1985年よりスタートした本映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭として、今年で第25回目の節目の年を迎えた。中核をなすコンペティション部門には、91か国1,332本のエントリーの中から、15本を選出。
第25回東京国際映画祭の特別招待作品『青木ヶ原』の舞台挨拶がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、原作/企画の石原慎太郎、新城卓監督、出演者の勝野洋、矢柴俊博が登壇した。
本作の原作と企画を手がけた石原が、東京都知事の辞任を発表した翌日だけに、より多くの報道陣が集まるなか、石原は映画のピーアールはもちろんのこと、「知事やめてさっさと映画監督やるつもりだったんですけど、ちょっとまた道を間違って」と前置きし、国政進出のあとに「90過ぎで映画を撮る」という映画監督への転身計画を明かした。
第25回東京国際映画祭コンペ部門『フラッシュバックメモリーズ 3D』の記者会見が六本木ヒルズのムービーカフェで行われ、同作主演のディジュリドゥアーティストのGOMA、松江哲明監督、高根順次プロデューサーが質疑に応じた。
松江監督は「最初の上映会でGOMA さんに初めて完成品を見ていただき、2 回目の上映でいつも僕の映画を見てくださっている映画批評家のみなさんから感想を聞き、そして今回の上映が終わり、この東京国際映画祭で作品が完成したという気持ちです」と挨拶した。
【松江哲明監督『フラッシュバックメモリーズ 3D』記者会見で「今をちゃんと見ることの強さ」を主張】の続きを読む